さて、今回はエクセル操作の基本となる「文字入力から列幅・行高の調整」までを説明します。
エクセル以外のアプリケーションで入力作業は慣れている方でも、エクセル独特のセル入力は戸惑うことがありますよね。
よりスムーズに入力作業ができるよう、基本的な流れをご紹介いたします。
[br num=”3″] [br num=”3″]エクセルの基本的な入力方法
- 新規エクセルを起動し、A1を選択します。[br num=”1″]
[br num=”1″] - 「品名」と入力し、[Enter]キーを2回押します。1回目の[Enter]キーで「品名」の変換が確定され、2回目の[Enter]キーでアクティブセルがA2に移動します。[br num=”1″]
[br num=”1″] - A2には「りんご」と入力し、[Enter]キーを2回押します。1回目の[Enter]キーで「りんご」の変換が確定され、2回目の[Enter]キーでアクティブセルがA3に移動します。[br num=”1″]
[br num=”1″] - A3には「みかん」と入力し、[Enter]キーを2回押します。1回目の[Enter]キーで「みかん」の変換が確定され、2回目の[Enter]キーでアクティブセルがA4に移動します。[br num=”1″]
[br num=”1″] - 今度はB1をクリックして選択します。[br num=”1″]
[br num=”1″] - 「金額」と入力し、[Enter]キーを2回押します。1回目の[Enter]キーで「金額」の変換が確定され、2回目の[Enter]キーでアクティブセルがB2に移動します。[br num=”1″]
[br num=”1″] - B2には「100」と入力し、[Enter]キーを2回押します。1回目の[Enter]キーで変換が「100」の確定され、2回目の[Enter]キーでアクティブセルがB3に移動します。[br num=”1″]
[br num=”1″] - B3には「150」と入力し、[Enter]キーを2回押します。1回目の[Enter]キーで「150」の変換が確定され、2回目の[Enter]キーでアクティブセルがB4に移動します。[br num=”1″]
[br num=”1″] - 下図のようなデータが入力されました。[br num=”1″]
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アクティブセルの位置確認
エクセルでは、アクティブセルに文字が入力されます。アクティブセルの場所を毎回確認して入力しましょう。
アクティブセルは太枠線で囲まれたセルです。名前ボックスにアクティブセルのセル番地が表示されますので活用してくださいね。
アクティブセルや名前ボックスについては「エクセル初心者が最低限覚えたい12個の画面パーツ」にも記載しましたので、必要に応じてご確認くださいませ!
[br num=”3″][Enter]キーを2回押す理由
日本語入力モード(IMEツールバーの入力モードが「あ」の状態)で入力する場合、1回目の[Enter]キーで「文字変換の確定」、2回目の[Enter]キーで「アクティブセルの移動」という動作が行われます。
同じセル内に連続して文字を入力する場合は、2回目の[Enter]キーは不要となります。
文字を入力していない場合は、[Enter]キーを1回押すだけでアクティブセルが下方向に移動します。
アクティブセル以外のセルに文字を入力したい場合は、目的のセルをクリックして選択し、アクティブセルを移動しましょう。
なお、直接入力モード(IMEツールバーの入力モードが「A」の状態)で入力する場合は、文字変換が確定された状態で入力されるため、1回目の[Enter]キーで「アクティブセルが移動」します。
[br num=”3″]全角数字が半角数字に変換される理由
全角数字で「100」や「150」を入力した場合、[Enter]キーで確定すると、自動的に半角数字に変換されます。
これは、エクセルが表計算ソフトであるため、「数字は半角に変更する」機能が働くからです。
コンピューターの中では、「全角数字」は「文字」として扱われ、「半角数字」は「数値」として扱われます。
計算ができるのは、数値である半角数字のため、全角数字を計算できるよう半角数字に変更するのです。
どうしても全角数字を入力する必要がある場合は、文字列として入力できる書式に変更する必要があります。
詳細については、新しく記事を作成するので、しばらくお待ちくださいね。
[br num=”3″]列幅・行高を調整する方法
- A列の幅を調整したい場合は、列番号のAとBの間にマウスポインタを移動します。[br num=”1″]
[br num=”1″] - マウスポインタの形が、+の左右が両方向の矢印になったところで、左方向にドラッグして列幅を広げます。列幅を狭くしたい場合は、右方向にドラッグします。同じ方法でB列の幅も調整します。[br num=”1″]
[br num=”1″] - 1行目の高さを調整したい場合は、行番号の1と2の間にマウスポインタを移動します。[br num=”1″]
[br num=”1″] - マウスポインタの形が、+の上下が両方向の矢印になったところで、下向きにドラッグして行高を広げます。行高を狭くしたい場合は、上方向にドラッグします。同じ方法で2行目、3行目の高さも調整します。[br num=”1″]
[br num=”1″] - 列幅・行高が調整されました。[br num=”1″]
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複数列・行をまとめて変更する方法
上記の方法で、1列ずつ、1行ずつの列幅・行高を変更することができますが、複数の行列をまとめて同じ幅や高さに変更することも可能です。
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- 列番号のAからBをドラッグして選択します。選択した列は全体がグレーになります。[br num=”1″]
[br num=”1″] - 複数列を選択している場合は、選択されている列番号の左端をドラッグします。今回は、AとBの間か、BとCの間、どちらでもOKです。[br num=”1″]
[br num=”1″] - A列とB列の列幅を同時に調整することができました。[br num=”1″]
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ポイント
- エクセルでは、アクティブセルに文字が入力される。アクティブセルは太枠線で囲まれたセルであり、名前ボックスでセル番地を確認することができる。
- 日本語入力モードでは、1回目の[Enter]キーで「文字変換を確定」、2回目の[Enter]キーで「アクティブセルの移動」になる。
- 直接入力モードでは、1回目の[Enter]キーで「アクティブセルの移動」になる。
- 列幅・行高は、1行ずつ変更することも、複数行列をまとめて変更することもできる。