エクセルで、セルに文字を入力したのに、途中から欠けてしまった・・・。なんてことはありませんか?
これは、入力した文字列が、列幅を超えた場合に発生します。
でも、いままではちゃんと見えていたのに!という方もいますよね。
今回は、入力した文字が表示されたりされなかったりする現象についてお悩みの方のために、原因について説明していきます。
[br num=”2″] [br num=”2″]こんなとき、文字がきちんと表示されます
「毎回、文字が欠けてしまうのではなく、たまに欠けるんです」という現象は、エクセルを操作し始めたころ、誰もが体験し、不思議に思います。
なので、今、あなたがその不思議に遭遇していても、なんの不思議もございませんw
この現象は「入力した文字列に対して、列幅が小さい」ときに発生します。そのため、列幅を広げる作業が必要になります。
では、なぜ毎回発生しないのか?
どんなときにきちんと表示されているのか?
文字がきちんと表示されるのは、以下の2つの条件のうち、いずれかが該当している場合です。
[br num=”2″]入力した文字列に対して、列幅が大きい
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上図では、「あああ」という3文字に対して、A列の幅が大きいことがわかります。この場合は、A列の幅に文字が収まっているので、きちんと表示されています。
文字を入力したセルの左隣セルに、何も入力されていない
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上図では、「あああああああ」という7文字に対して、A列の幅が小さいことがわかります。この場合は、A列に入力した文字列がB列に流れ込んで表示されています。入力した文字に対して列幅が小さいときでも、左隣セルに何も入力されていなければ、きちんと文字は表示されるということになります。
[br num=”2″]こんなとき、文字が表示されません
では、どんなときに文字が表示されなくなるのでしょうか?
この場合も2つの条件があり、両方とも該当している場合に、文字が欠ける現象が発生します。
入力した文字に対して列幅が小さく、その左隣セルに文字が入力されている
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上図では、A列に「あああああああ」と7文字を入力しています。左隣セルに何も入力されていないときはきちんと表示されていましたが、左隣セルのB列に「い」と入力されているため、A列の幅で表示できる5文字までが表示され、残り2文字は欠けてしまいました。
このように、「入力した文字に対して列幅が小さく、その左隣セルに文字が入力されている」という2つの条件が一致すると、セルの文字は表示されなくなるのです。
[br num=”3″]セルに入力した文字をすべて表示する方法
文字が表示されない場合は、列幅を広げることですべてを表示することができます。列幅はマウス操作で簡単に調整することができるので、以下をお試しくださいね。
列幅をダブルクリックで自動調整する方法
- A列に入力した文字が欠けてしまった場合は、列番号のA列とB列の間にマウスポインタを移動します。
[br num=”2″] - +の左右に矢印がついたポインタになったところでダブルクリックします。
[br num=”2″] - 列幅が自動調整され、A列の7文字が表示されました。
列幅をドラッグで手動調整する方法
- A列に入力した文字が欠けてしまった場合は、列番号のA列とB列の間にマウスポインタを移動します。
[br num=”2″] - +の左右に矢印がついたポインタになったところでドラッグし、A列に入力した7文字が見えるところまで引き伸ばします。
[br num=”2″] - A列の7文字が表示されました。
ポイント
- 入力した文字に対して列幅が狭く、隣のセルにすでに文字が入力されている場合は、文字が欠けてしまう
- 入力した文字をすべて表示するには、列幅を広げてあげる
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